いろいろなボードゲームが出てきています。
その中でも、ちょっと特徴のあるゲームがこちら。
活動や思いが、素敵だなぁと思って、お取り扱いさせていただくことにしました。
なので、先に、作られている団体について紹介します。
NPO法人 Silent Voice
耳が聞こえない方との対話や関係性づくりから
コミュニケーションの本質について考えていらっしゃいます。
「聞こえる聞こえない」という違いについて向き合って来られました。
その彼らが、耳が聞こえない方とも遊べるボードゲームということで
開発されたのがこのMUTERS(ミューターズ)
ゲームとしては、コードネーム&デュプリクトというかんじです。
対象年齢は、6歳からと低めなので、
そこまでルールは複雑ではないけど
少し、わかりにくい点があるかもです。
ルールの詳細については、ブログの方に書きます。
チーム対抗で、カードで指定されたものについて、
ジャスチャーを使って、チームメンバーに伝えます。
この時、相手チームは、どれを伝えているのかを見破ります。
これを普通にやると、わかりやすくなってしまいます。
そこで、秘密のジェスチャーを各チームで決めていきます。
ラウンドを重ねるごとに増えて、
最大5つの秘密のジェスチャーが決まります。
相手チームは、相手の秘密のジェスチャーが何をいっているのか?
それも見破っていきます。
ゲームの進め方や、ルールを少し変化つけることで、
結構いろいろな活用方法があるかなぁと思いました。
ボードもかなりしっかりしたつくりです。
プレイ人数:4〜6人
プレイ時間:40分
対象年齢:6歳〜大人
監修:TANSAN
ゲームデザイン・制作:株式会社人間
ルール解説動画
【ゲーム制作の背景】
NPO法人Silent Voiceでは、ろう児・難聴児の塾の運営などを通じてコロナ禍での聴覚障害のある子どもたちの変化に触れてきました。マスクの着用で口元が見えずコミュニケーションが取りづらくなる中で、難聴学級と通常学級の交流企画が相次いで中止となる等、お互いを理解する機会が非常に乏しくなっています。
一方で「黙食」などといった「声を出さない」ことの重要性が広がり、視覚的・身体的なコミュニケーションの意義が相対的に向上したのもコロナ禍でした。
この「MUTERS」の「MUTE!(声で話さない)」というコンセプトは「黙る」という制約にも思える事柄をろう者・難聴者の視点を用いることで、逆に視覚的・身体的なコミュニケーションの広がりとし、それをボードゲームにすることで新しい交流の形を作り出したいという想いから生まれました。
(ホームページより引用)