キジ馬 4号

熊本県人吉市の住岡郷土玩具製作所で製作されたものにになります。

九州相良に由来する郷土玩具です。

壇ノ浦の戦いに敗れた平家の一族が
球磨の領主、矢瀬氏を頼って人吉にやってきたと言われているそうです。
しかしながら、平家に縁のあった矢瀬氏は滅ぼされ、
源氏の地頭、相良氏の世になっていた。
頼りを失った彼らは、さらに逃れて、
人吉の奥地木地屋や大塚地区に永住の居を定めたそうです。
その中で、去来するものは、かつての都の栄華の夢。
その寂しさを慰めるために、作り始めたのが、
『木地屋御器』であり、『キジ馬』や『花手箱』、『羽子板』であった。

荒削りの桐木(ざつ)に模様を入れ、
松の輪切りを車としただけの無雑作なものに、
くちなしの花の黄、麦の穂の緑、イセビの実の赤を
草木染めにした素朴な、それでいて鮮明な色彩の玩具は、
貴族の高貴な香りと、芳醇な南国の土俗の匂いとを漂わせる
芸術品に育っていきました。

東北のコケシが、玩具の『東の横綱』であれば、
九州のキジ馬こそ、玩具の『西の横綱』であります。

サイズ:12cm

写真は、3号と一緒に撮っています。
販売価格
1,210円(税110円)
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